加納 愛– Author –

ミル房総の編集長・ライター。房総半島の鴨川市に拠点を置いて、地域の人々のライフスタイルを取材している。ダイビングとサーフィン初心者。
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名古屋からきた伝説のダイビング・インストラクター 〜バンザイカフェの陰陽論 【第2話】
勝浦にあるBanzai Cafe(バンザイカフェ)は、房総半島の豊かな自然を眺めながら美味しい珈琲と食事を楽しめる居心地の良いカフェだ。今でこそ人気のカフェとして定着しているお店だが、もともとはダイビングショップ併設のカフェだった。少し時を遡って、店主のケンさん、ナナエさんが勝浦に移住して夢だったお店を持つまでの物語をのぞいて... -
勝浦の海を切り取る窓と、偏愛から生まれる海ごはん 〜バンザイカフェの陰陽論 【第1話】
「海を眺めながら、美味しいご飯を食べてのんびり黄昏れたいなぁ」と妄想したあなたに、まさにうってつけのカフェがある。房総半島・勝浦、国道128号線沿い、松部(まつべ)漁港の前に建つ白い建物のカフェ、Banzai Cafe(バンザイカフェ)だ。太平洋を臨み、勝浦の空と海の景色を切り取るアイコニックな2階の窓。マリン・リゾート気分に浸... -
行川は「ただいま」といって帰る、もう一つの実家(こずさんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第3話】
勝浦の行川漁港の一角にたたずむ「なめがわダイビングサービス」には、海底のでお気に入りの岩場に張り付いた「居着きの魚」のように、何十年も通い続ける常連ダイバーたちがいる。サービスの経営者、レイコさんにインタビューする中で、勝浦の海にハマって、ここを自分の居場所にしようと決めたさまざまな人たちに出会うことができた。東京... -
人は、透き通って綺麗なものだけを求めているわけじゃない(ジュンジさんとレイコさんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第2話】
海はつながっていて、誰にでも平等に与えられた自然だ。しかし、「どこで誰とどんなふうに潜るか」はダイバーにとって意外なほど、海の体験を彩る大切なポイントだ。勝浦のなめがわダイビングサービスには、この場所を自分の根城に決めたコアなダイバーたちが集まる。施設を一から作り上げたジュンジさんとレイコさんを取材すると、人々が自... -
この海が大好きだから、もっとたくさんの人に来てほしくて(ジュンジさんとレイコさんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第1話】
風が冷たい季節になると、訪れたくなるダイビングサービスがある。キンキンに冷えた冬の海から上がってきて凍えるダイバーを迎える、ドラム缶の薪ストーブ。その上に置かれて湯気を立てる大きな薬缶。横で身体をあたためる大きな猫。濡れた頭をタオルで拭いて暖をとっていると、施設の主人がのんびりした声で、今潜ってきた海の様子を尋ねる... -
「すごくないインストラクター」であるということ 〜勝浦ダイバー、ノリさんのところ【第5話】
「勝浦ダイバー、ノリさんのところ」、最終話の5回目は、ノリさん自身について。自分はすごいインストラクターじゃない、と何度も口にするノリさん。でも、マイダイブのお客さんにインタビューすると、みんな口を揃えて「ノリさんの人柄が好きで来てる」「ノリさんのところに来ると、一人でダイビングしても孤独を感じない」と言います。ノリ... -
ダイビングのホームグラウンドを持つことのススメ 〜勝浦ダイバー、ノリさんのところ【第4話】
東京から日帰りで行けるから、房総半島の勝浦の海は、体験ダイビングにもダイビングライセンスの取得にもピッタリ。せっかくライセンスを取ったのなら、ペーパーダイバーにならないようにしたいですよね。気楽に通えるホームグラウンドのような「行きつけの海」を持つと、ダイビングのスキルを定着させられるだけでなく、年間を通じて目まぐ... -
何千回潜っても飽きない海、勝浦〜勝浦ダイバー、ノリさんのところ【第3話】
そもそも、千葉でダイビングができるってことを知らない人も多いのでは?東京から1〜2時間と伊豆よりずっと気楽に通えて、一度ハマると病みつきになり、毎週通いたくなっちゃう房総半島の海。実は、この海の面白さの秘密は、暖流と寒流が交わる特殊な地理にあったんです。千葉ダイビングを盛り上げたい!勝浦に張り付いて17年のダイビング... -
ダイビングは、すべての人に向いている。〜勝浦ダイバー、ノリさんのところ【第2話】
勝浦の地域密着ダイビング・インストラクターとして、房総の海と、そこに惹きつけられてくる人々を観察し続けるノリさんに、ダイビングの世界観を案内してもらっています。今回は、これからダイビングを始めたい人が気になる疑問、「ダイビングってどんな人に向いているの?」に答えてもらいました。インタビューの合いの手は、引き続きダイ... -
地球の7割は海。潜らないのってもったいない。〜勝浦ダイバー、ノリさんのところ【第1話】
ノリさんは、勝浦の海に張り付いて17年の、ダイビング・インストラクター。昨日も今日も、あしたもあさっても、そこに海があるかぎり、いろんなお客さんを連れて、毎日海に入っていきます。優しい人柄のノリさんのお店には、普段は陸でお仕事をがんばっているいろいろな種類のお客さんが、いっときの非日常を求めてやってきます。穏やかにガ...
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