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パワーオブ・トゥー。光と影を交代し合う男と女 〜バンザイカフェの陰陽論 【第4話・最終話】
目標や夢の実現に、人は考えるより長い年月走らなければならない。その間、価値観や考え方は同じままではなく、心や身体が変化し、夢そのものすら軌道修正されていく。バンザイカフェを舞台とするロードムービーでは、人生の長旅を心地よいペースで走り続けるために、夫婦というパートナーが運転を交代しながら進んでいる。 前の記事へ この... -
カフェとしての新たな道と、Banzai Yogaの誕生 〜バンザイカフェの陰陽論 【第3話】
勝浦に移住したケンさん、ナナエさん夫妻は念願の独立を果たし、ダイビングショップ兼カフェ、「ばんざいダイバーズ」を開いた。ダイビングガイドとして先頭に立つ妻と、料理人として店をバックアップする夫。そんな夫婦二人三脚のスタイルを続けていくうちに、ナナエさんの人生観が少しずつ変化していった。 前の記事へ この連載の記事一覧 ... -
名古屋からきた伝説のダイビング・インストラクター 〜バンザイカフェの陰陽論 【第2話】
勝浦にあるBanzai Cafe(バンザイカフェ)は、房総半島の豊かな自然を眺めながら美味しい珈琲と食事を楽しめる居心地の良いカフェだ。今でこそ人気のカフェとして定着しているお店だが、もともとはダイビングショップ併設のカフェだった。少し時を遡って、店主のケンさん、ナナエさんが勝浦に移住して夢だったお店を持つまでの物語をのぞいて... -
勝浦の海を切り取る窓と、偏愛から生まれる海ごはん 〜バンザイカフェの陰陽論 【第1話】
「海を眺めながら、美味しいご飯を食べてのんびり黄昏れたいなぁ」と妄想したあなたに、まさにうってつけのカフェがある。房総半島・勝浦、国道128号線沿い、松部(まつべ)漁港の前に建つ白い建物のカフェ、Banzai Cafe(バンザイカフェ)だ。太平洋を臨み、勝浦の空と海の景色を切り取るアイコニックな2階の窓。マリン・リゾート気分に浸... -
魚と一緒に、人にも癒されに来る「やわらかい場所」(海斗さんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第5話】
「なめがわダイビングサービスの人々」、"とりあえず"の最終話は、1年と少し前から働き始めた常勤スタッフで、ダイビングインストラクターの海斗さんの話だ。人が喜んでくれるのが、自分にとって一番幸せなことなんだ、と語る海斗さん。大学卒業後、伊豆での見習いガイドから勝浦の海へ移り、運命的な出会いを得てなめがわに飛び込んだ、笑... -
旅に出なくても、海のほうから来てくれる(まっつんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第4話】
勝浦漁港にある「なめがわダイビングサービス」で、勝浦の海の面白さにハマり、東京からの移住を決めてしまったダイビングインストラクター、まっつんに出会った。勝浦で暮らし、平日は都内の企業で会社員をしながら、週末はダイビングインストラクターをこなす、二足草鞋の忙しい暮らしだ。コロナ禍以降、リモートワークが浸透して、人は職... -
行川は「ただいま」といって帰る、もう一つの実家(こずさんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第3話】
勝浦の行川漁港の一角にたたずむ「なめがわダイビングサービス」には、海底のでお気に入りの岩場に張り付いた「居着きの魚」のように、何十年も通い続ける常連ダイバーたちがいる。サービスの経営者、レイコさんにインタビューする中で、勝浦の海にハマって、ここを自分の居場所にしようと決めたさまざまな人たちに出会うことができた。東京... -
人は、透き通って綺麗なものだけを求めているわけじゃない(ジュンジさんとレイコさんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第2話】
海はつながっていて、誰にでも平等に与えられた自然だ。しかし、「どこで誰とどんなふうに潜るか」はダイバーにとって意外なほど、海の体験を彩る大切なポイントだ。勝浦のなめがわダイビングサービスには、この場所を自分の根城に決めたコアなダイバーたちが集まる。施設を一から作り上げたジュンジさんとレイコさんを取材すると、人々が自... -
この海が大好きだから、もっとたくさんの人に来てほしくて(ジュンジさんとレイコさんの物語) 〜なめがわダイビングサービスの人々【第1話】
風が冷たい季節になると、訪れたくなるダイビングサービスがある。キンキンに冷えた冬の海から上がってきて凍えるダイバーを迎える、ドラム缶の薪ストーブ。その上に置かれて湯気を立てる大きな薬缶。横で身体をあたためる大きな猫。濡れた頭をタオルで拭いて暖をとっていると、施設の主人がのんびりした声で、今潜ってきた海の様子を尋ねる... -
「すごくないインストラクター」であるということ 〜勝浦ダイバー、ノリさんのところ【第5話】
「勝浦ダイバー、ノリさんのところ」、最終話の5回目は、ノリさん自身について。自分はすごいインストラクターじゃない、と何度も口にするノリさん。でも、マイダイブのお客さんにインタビューすると、みんな口を揃えて「ノリさんの人柄が好きで来てる」「ノリさんのところに来ると、一人でダイビングしても孤独を感じない」と言います。ノリ...
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